Crocodile Tears. 誤った感情。何を言い出すかと思ったら・・!・について

英語面白物語-2016:11-03-’18

(Amusing English Story)

Crocodile Tears.

誤った感情

 「ワニの涙」と言うのは「誤った感情」のこと。表現は、かつてワニ(*) は自分の食べるものに対して泣いて悲しむ(weep for sympathy)。そして、少しも可哀そうだと思っていないと言った昔の旅人の「気まぐれ話し」(fanciful tale) と信じられていたものから来た。まさに民間に広まった俗語の愉快な表現である。

しかし、ワニは事実、餌食を食いながら泣く。と言うのは、ワニの口が食い物でいっぱいになると、食い物は口内の上あごを圧迫し、これが涙腺(lachrymal glands)を刺激して涙を出させるのである。

注:(*) 図の下から、Crocodile はアフリカ、アジア、アメリカ産imageの大型のワニで、口先が細長く口を閉めると外から歯が見える。Alligator はアメリカのや中国に住むワニでサイズがより小さく、口先が広がって短く、口を閉じると外から歯が見えない。アリゲ-タ-はゴジラ顔で、泣くかどうかはわからない。し、この二種類のワニをはっきり区別できるアメリカ人は少ない。日本人も少ない。(イラストの上から、ミシッシピーに棲むアリゲ―タ―、ナイル川のクロコダイル、インドのガビエルワニ。牙に注意)

発音:crocodile[クロコダイル]、tear[ティア]

例文:She is good at showing crocodile tears.

彼女は空涙を見せるのがうまい。

注:「彼女はそら涙を流した」だけなら、She cried crocodile tears.

Crocodile’s tears.

 鬼の目にも涙。(諺)

注:「鬼の中にも仏居る」とも言って、日本の方は冷酷無情な人間でも、時には人の情けに本当に感じて涙する事もあるという意味だが、英語の方は悲しみの素振り、事実は可哀相と思っていないことの意味から、「空涙(false tears) や見せかけの悲しみ(pretended grief)」の意味になる。だから、この日本の諺に当てはめるのは厳密には間違いになる。日本の諺を言うなら、Even merciless heart is sometimes moved to pity.

 無慈悲な心でさえ時には同情に流される。(=鬼の目にも涙)

逸話:例文にしようかとも思ったが、日本の読者には使い方が逆になって良く当てはまらないので、私の友人がまた聞きした人から聞いた人が書いたものを読んで私に話してくれた逸話をそのまま紹介しましょう。

ある大手のアメリカ企業は日本の支社に毎年何十人と言うアメリカ社員を日本に出張させビジネスを行っていた。その一人の出張者が、日本に行けば少なくとも基本的な日常会話の一つや二つはしゃべれないと企業イメージも良くならないと発奮し、難しい日本語の発音を自分の知っている英語の言葉に一番近い物を選び連想と言う学習法で覚えることにした。なかなか科学的な学習法である。

OK, thank-you in Japanese is arigato. This sounds close to alligator.

と音の連想を考えた。日本に出張と相成った彼は支社の女子社員がコ―ヒを出してくれたのをこれ幸いと、

Crocodile, crocodile.

と連発して見せたと言う。その女子社員の表情には何とも言えない気持ちの悪いものがあらわれていたと言う。

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何を言い出すかと思ったら・・You never know what this man discharges linguistic diarrheaYes, what’s the next?

 トランプさんが、移民阻止の問題が高じてかアメリカで生まれた子供にも国籍を与えないと言う制度を大統領命令で憲法を変えてまでやるんだと言っていますよ!憲法は、大統領でも、一人で変えることは出来ないことになっていると言う。その法律違反をやって半数以上の国民が憤ることをやるのが楽しくてしょうがないと言う嫌な性格に生まれついたらしい。

 ちょっと、そんなことが可能かどうか、また、彼はどれほど本気なのかアメリカの友人に聞いてみた。ヒットラーだとできたかもしれないと言う答えで、大統領でも憲法上ではできないと言う。

 彼は、本気の本気らしいと言ってきた。アメリカの政治制度を変えてでもやると息巻いていると言う。軍隊を出すぐらいだから、恐ろしいことになるとその友人は言った。もっと他に合理的な方法があると知識人たちは言っていると言う。例えば、移民検査をより厳格にして、疑わしき者は入れないとか、一旦合法的に入国しても、3ケ月毎に、FBIやCIAに現住所を通知する義務を負わせて、逐一、何処にいて何をしているのかを通知させるとからしい。ボクが留学した場合もこの制度はあったんですよ。アメリカの移民局と、在米日本領事館の担当者役人に手紙を出して住所報告をさせられてのですね。その代り、領事館の日本人にはいろいろ気を配っていただきましたね。そんな時代でした。その後、この制度は撤廃されたが・・。

 アメリカに長くいた私には、これがまかり通れば、アメリカの国そのものが崩壊すると思いますね。アメリカの強さの土台は移民。イノヴァーションや、火星に人を送る技術もアメリカしかできないと思う。画一的な考え方を破って世界の進歩に貢献してきたのはアメリカで群を抜いている。アインシュタインも移民で、アメリカで生まれた子供の多くはノーベル賞を取っている。一体全体、彼は何を考えているのでしょうね?カーッとなったら何でもやる!

 私の個人的な経験的意見では、アメリカ合衆国の大統領は、「格式」があり、「教養」があり、「知識」があり、「国民に嘘をつかない」、「温かい心」と「行儀振る舞いが尊敬されるレベル」である人物で「あるべき」であるし、そうであった。この人は、これらの素質と「真逆」の人間のように見える。

Put this in other words, my personal opinion and wish is that the person who becomes the president of the United States should have and have had dignity, education, knowledge, no lying to the people, heart and respectable manner and behavior. This man seems being the man completely opposite from these personality quality.

この男性は怖いですね・・。少なくとも恐ろしいですね。

This man is scarely. This man is atrocious leastly.

By the way, I believe that putting a boarder around the country market of the States is an absolutrely wrong way as Mr. D. T. is trying to do to make his country No. 1.

The present world market and culture as well are heading rapidly toward one and big one domain through globalization which exchange resources and opportunities among countries. To ride on this gigantic boat, country should open up and remove its boarder so that resources and opportunities existing in the world can be utilized intelligently and effectively. Sakoku seisaku will definitely devastate in terms of mid or long term the country which does otherwise. This Japanese, Sakoku seisaku means national isolation policy. Particularly, any kind of momental surge of emotional act will only does harms than benefit to the country. Please, Mr. T, listen to a wise man.

 今度は、英語から日本語。

 ところで、私が強く思うことは、合衆国の市場の周りに境界を置くことは、D. T.氏が国を「ナンバーワン」にしようと試みているような意味では完全に間違った道である。現在の世界市場とは、文化も含めて、多くの国の間では資源と機会を交換し合う世界的規模化を通して、非常な速さで「一つの、まさに、巨大な一つの領域」に向かって動いている。この巨大な船に乗るためには、国は自国を開放して境界を取り去ることで、世界中に存在している資源と機会を賢明に効率的に使用することが可能になる。「鎖国政策」は、中長期的に、逆に確実にその国を崩壊させるものになる。この日本語の「鎖国政策」とは、「国の隔離政策」の意味である。特に、瞬間的な気の舞い上がり、それがどのような性格のものであれ、その国には百害あって一利なしになるだろう。どうか、Tさん、賢者に聞く耳を持ってくださいよ。

 注: これは単なるオチャノコサイサイの浪花節ではなく、正調浦嶋節ですよ。狂人トランプ節については、この中間試験(mid-term exam.)で国民がどう判断するのかが出るので興味深々だ。ヴァライティショウより100倍も面白ですね・・私個人的には。ご存知、アメリカがクシャミをすると、世界中が肺炎を引き起こし、中国がクシャミをすると世界中が風邪を引き、日本がクシャミをすると漢方薬の販売が少し増えるぐらいでしょうね。

重要な事柄ですから、日英の両言語で書いておきました。This is an important issue so that I wrote it in both Japanes and English. Enjoyment of reading is yours.

ところで、上は私の個人的な意見だが、違う視点でトランプ政権を分析している興味ある記事があります。「2018.11.2 なぜトランプ人気は衰えないのか、中間選挙を前に考えてみた」 by塚崎公義:久留米大学商学部教授。是非一読をお勧めします。

Author of this blog: M. James. Maeda of 「浦嶋ビジネス英会話インターネット道場」http//urashimamaeda.wordpress.com

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